二十四節気 小満/2016春バラその1(皇居・国バラ・ベランダ)

5月は、ベランダがバラの香りに包まれます。

ブラッシュ・ノワゼットは可憐な花姿からとても美しい香りを放ちます。

アイスバーグとブッラッシュ・ノワゼット

アイスバーグ(手前)とブッラッシュ・ノワゼット(奥)

今年も大人っぽく咲く(笑)グレイパール。

ベランダのグレイ・パール

2016 ベランダのグレイ・パール

今日は二十四節気の小満です。

小満 :万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る(暦便覧) 5月20日頃

陽気もよくなり、草木なども次第に生長して生い茂ってくる頃という意味。

西日本でははしり梅雨が現れ、麦が穂をつけ、農家では田植の準備などを始めます。

緑が生い茂る様子は生命力にあふれて見ているだけで元気が出ます。

皇居のお庭は、都会の真ん中で緑を楽しむのにおすすめです。

春夏秋冬何度訪れても飽きません。

皇居のお庭の楠

皇居のお庭の楠

新緑の美しいこの時期は、開花した日本の原種のバラに会えるのもうれしいです。

皇居 ノイバラ

皇居 ロサ・ムルティフローラ(ノイバラ)

皇居 ロサ・ヒルツラ(サンショウバラ)

皇居 ロサ・ヒルツラ(サンショウバラ)

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皇居 ロサ・ルゴーサ・アルバ(シロバナハマナス)

皇居 ロサ・ルゴーサ(ハマナス)

皇居 ロサ・ルゴーサ(ハマナス)

シーボルト日本植物誌に描かれたハマナスについて、

大場秀章先生が教えてくださったとても興味深いエピソードがあります。

川原慶賀がハマナスを忠実に描いていたのですが、当時のヨーロッパでは

バラらしく見えなかったからか、勝手に手が加えられてしまい

本来のハマナスではない姿になってるのです(笑)。

ハマナスは、たくさんの園芸種の親として、とても貢献しています。

 

先日、植物を楽しむ会(バラ編)で訪ねた国際バラとガーデニングショウでは

ルドゥーテにちなんで、ケンテフォリア、ダマスク、アルバ、フォエティダなど

にも出会えました。

これらのバラも皇居で見たバラも、今あるバラのご先祖様(笑)です。

こちらはフォエティダの八重咲きの園芸品種ペルシアナ

現在のハイブリッド・ティー・ローズの黄色はこの花の由来です。

(どう頑張ってもピントが合わず、申し訳ありません。)

ロサ・フォエティダ・ペルシアナ

ロサ・フォエティダ・ペルシアナ

毎年、バラを愛する方々の手で新しい品種が作出されますが、

こちらは新しいバラ、メイアン社のロゼ・ピエール・ド・ロンサール。

ロゼピエールドロンサール

ロゼ・ピエール・ド・ロンサール

つるバラのピエールドロンサールの枝変わりだそうです。

ピエール・ド・ロンサール

永遠に人気のつるバラ、ピエール・ド・ロンサール

国際バラとガーデニングショウについては、また後日追記します。

バラの季節には、大苗の開花株が販売されています。

完ぺきに咲かせた状態の株のほとんどは、化学農薬を使っていますが

これを持ち帰って無農薬で育て始めると、しばらく弱ったようになります。

ここであきらめずに、日照、風通し、水、を確保して

気長に観察しているとそのうち少しずつ元気になってきます。

ジェネラス・ガーデン―

元気になったジェネラス・ガーデナ―

植物を楽しむ会「国際バラとガーデニングショウへ行こう!」へ

ご一緒してくださった皆様、楽しく有意義な時間をありがとうございました!

ディオール

ディオールの庭のハーブの使い方が好きです

来週、再来週の植物を楽しむ会(アロマ編)(お庭の植栽編)に

いらっしゃる皆様、楽しみにお待ち申し上げております。

6月は6月29日(水曜日)14:00~16:00(アロマ編)

横浜市イギリス館にて行います。お気軽にお問い合わせ下さい。

皆様、素敵なバラの季節を過ごされますように。

 

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