芒種・入梅/梅仕事/バラの手入れ/薬草の博物誌
二十四節気、芒種 6月6日頃、および夏至までの期間
芒(のぎ)ある穀類、稼種(かしゅ)する時なれば也 (暦便覧)
麦を収穫し、田植えを始める時期。6月11日頃は入梅です。
芒とは、麦や稲などの植物の実の穂先になる針のような硬い毛のことで、
芒種とは、麦を収穫し、芒のある穀物の種を撒き、稲の苗を植える時期
という意味だそうです。今の田植は1か月ほど早く行われています。
私はアジサイが美しいこの時期も好きです。
まずは、梅仕事。
![梅仕事 梅干し用](https://midori-tobira.com/wp-content/uploads/2016/06/梅干し用.jpg)
梅仕事 2016
梅干し用の梅は、ただ今下漬けしています。
昨年仕込んだ梅酒は、1年経って美味しくなっています。
こちらの青梅は梅酒にしました。
![梅仕事2016 梅酒](https://midori-tobira.com/wp-content/uploads/2016/06/2016梅酒.jpg)
梅仕事2016 梅酒
バラは花がらを摘んだ後からでてくる、瑞々しい枝葉もうつくしく、
二番花三番花も楽しみです。
![今日のエグランティーヌ・マサコ](https://midori-tobira.com/wp-content/uploads/2016/06/マサコ1.jpg)
今日のエグランティーヌ・マサコ
梅雨時期は虫も病気も発生しやすいので、眼を皿のようにして観察します(笑)。
蒸れないように風通しを良くし、虫はたまごのうちに取り除きます。
チュウレンジバチがオレンジ色のお尻を柔らかい枝にぴったりつけて
卵を産み付けるところを発見!
![チュウレンジバチ](https://midori-tobira.com/wp-content/uploads/2016/06/チュウレンジバチ.jpg)
チュウレンジバチ
「ちょっと待ってください(笑)」と捕獲します。
屋上でバラを育てていらっしゃるお客様からのお問い合わせでは、
カイガラムシが発生しています!とのご質問がありました。
カイガラムシも少しでも見つけたらすぐに歯ブラシでこそぎ落として
私はハーブで作ったスプレーできれいに洗い流します。
虫も病気もよく観察して被害が大きくならないうちに対処するの
が梅雨時期を乗り切る秘訣です!
![イングリッシュガーデンにて](https://midori-tobira.com/wp-content/uploads/2016/06/横浜イングリッシュ10.jpg)
イングリッシュガーデンにて
この時期は、ハーブやアロマも虫よけや抗菌などに大活躍です。
虫よけスプレー、虫刺され軟膏、抗菌スプレー、
汗スッキリ爽やかスプレーなどなど、まめに作って常備します。
我が家では、食材でもショウガや葛などを夏バテ防止に役立てています。
![薬草の博物誌 LIXIL GALLERY](https://midori-tobira.com/wp-content/uploads/2016/06/薬草の博物誌.jpg)
薬草の博物誌 LIXIL GALLERY
薬草の博物誌展では、聖徳太子の時代から薬草は
「民を養う要物なり」と大切に育てられた様子がわかります。
数々の興味深い江戸の植物図譜にもわくわくしました。
6月29日(水曜日)の植物を楽しむ会では
この時期に役立つ植物(ハーブ・アロマ)についてもお伝えします。
また、梅雨時期のバラの手入れでお困りの方も
![黄緑と紫 イングリッシュガーデンにて](https://midori-tobira.com/wp-content/uploads/2016/06/横浜イングリッシュ8.jpg)
黄緑と紫 イングリッシュガーデンにて