【RosyPath 愛と癒しの物語 第7章《美と祈りの巡礼》】〜植物と芸術が語る無償の愛〜第1話
「秋の散歩道 〜光と祈りのめぐり〜」
まだ夏の名残を感じた9月の午後。
陽射しはやわらかくなりながらも、どこか熱を帯びていて、
花々の色が、いっそう深く濃く、心に響いてきます。
公園を歩くたびに、季節の移ろいとともに
自然が語りかけてくる声があるのを感じます。
それは言葉ではなく、ただ“感じる”だけの、
光と風と香りのメッセージ。
「光の中で咲く花たち」
夏から秋へ、ピンクやオレンジの鮮やかな花々が
太陽の名残を抱きしめるように咲いていました。
生命の輝きは、決して派手ではなく、
ただまっすぐに“今”を生きているだけ。
その姿に、ふと自分自身の在り方を映し出されるようでした。
初秋の風に揺れる白と黄色の花々。
そこに赤く色づくローズヒップが並ぶと、
まるで“実りの祈り”が宿っているように見えました。
花が終わっても、美しさは形を変えて続いていく──
そんな自然の循環が、心に静かに沁みていきます。
アゲハが舞う姿を見つめていると、
ほんの一瞬、世界が止まったように感じます。
蝶は、花と人とのあいだを行き来する小さなメッセンジャー。
その羽ばたきは、
「いのちは つながりの中で輝いている」
と教えてくれているようでした。
季節の光がゆるやかに傾き、
植物たちは、静かに次の季節へと装いを変えはじめていました。
派手さではなく、成熟した深みを感じる色合い──
それはまるで、人生の秋を迎えた私たちへの祝福のようです。
「変化を恐れず、いのちをまるごと愛していく」
そんなメッセージを、風がそっと運んでくれました。
こうして歩く散歩道のひとときが、
心の中にある“季節”を映し出してくれます。
花も、実も、蝶も、すべては自然の循環の中で、
その瞬間の美しさを生きている──
私たちもまた、同じ光のめぐりの中に生きているのですね。
ベランダのバジルは、夏の光をたっぷり受けて、今もなお香りを放っています。
摘みたての葉を手に取ると、心がすっと整っていくよう。
植物たちは、派手な主張をしない代わりに、静かに“いのちのよろこび”を教えてくれます。
毎日の暮らしの中に、こんな小さな奇跡がいくつも散りばめられているのですね。
夜空を見上げると、ひときわ明るい月。
昼の喧騒のあとに訪れる静けさの時間は、心の声を聴くための贈り物。
満ちては欠け、また満ちていく月のように、私たちも完璧でなくていいのだと教えてくれます。
癒しとは、光に向かって無理に進むことではなく、今ある闇をやさしく照らすことなのかもしれません。
季節が巡り、果実が色づく頃。
それは自然が教えてくれる“愛の循環”のかたち。
日々の小さな選択や想いが、いつの間にか花を咲かせ、実を結んでいく。
与えることも、受け取ることも、どちらも愛の表現なのですね。
秋の実りに感謝しながら、また新しい季節へと歩み出します🍂
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今この瞬間を大切に、心穏やかに──
植物の恵みとともに、幸せで豊かなRosy Pathを歩んでいきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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- note:RosyPath-植物と心の旅