RosyPath 第9章《光とともに、暮らす》最終話 光の余白に、時を聴く
夜と朝のあいだ、
まだ静かな空に、やわらかな光がのぼっていきました。
蔓をのばすジャスミンの蕾が、
その光を、そっと受けとめて、
春はこうして、音もなく始まります。

白梅が静かに季節を手渡し、
いま、紅梅が枝先にやわらかな体温を灯しています。
ひと枝に宿る、ぬくもり。
小さな鉢の中でも、春は確かに息づいています。

白い花束は、
澄んだ光のよう。
白は強く主張せず、
まっすぐで、あたたかい。

一輪一輪を見つめると、
それぞれが静かな物語を宿しています。
清らかさは、派手さではなく、
佇まいの中にある。

その清らかさは、
音の世界へもつながっていきました。
思いがけず手にした当日券で訪れた
音楽堂。
その空気もまた、
深く澄み渡っていました。
普段あまり聴かないマーラーの響きは、
思いのほか壮大な世界を、私の内側にひらいてくれました。
そして、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番。
とりわけ第3楽章の8分の6拍子は、
ピアノとオーケストラが、
春の足取りのように弾み合います。
音は消えても、
響きは心に残ります。

花が飾られた弁財天の手水舎。
水面のゆらぎは、
先ほどの音の余韻をそっと思い起こさせます。
小さな花瓶にあふれる春の花たち。
木箱に詰められたアレンジも、
春の気配を静かに重ねています。
慎ましく、けれど鮮やかに。
ただそこに在るだけで、
心はすっと整っていく。
言葉がなくても、
その場に佇むだけで、
あたたかな光を感じます。

ベランダにも、息づく光。
昨年寄せ植えたプリムラやパンジーが、
株を充実させ、次々と蕾を上げています。
冬を越えた強さと、
春を待つやわらかさ。
紫と黄色が並び
寒色から暖色へ。

色もまた、季節の楽譜のように、
響き合いながら移ろっていきます。
ピンクの花々は、
少しだけ春を先取りして、
やわらかく微笑んでいます。
光の温度が、
確かに変わってきました。

食卓にも、季節は宿ります。
野菜と豆の滋味、
鶏肉とかぼちゃのぬくもり、
鯛のやさしい旨み。
旬をいただくと、
自然と調和し、
体も静かに整っていくようです。

ベランダのウィンターコスモスと紅梅。
色の重なりが、
季節の境目をそっと描いています。
大きな花活けに、
のびやかに枝を広げるリトセア(アオモジ)。
そのやわらかな香りは、
澄んだ光の中で、
次の季節の気配を静かにひらいていました。
光は、特別な場所にあるのではなく、
日々の暮らしの中に、静かに息づいている。
その光に気づくとき、
私たちはすでに、
光とともに暮らしているのかもしれません。
その光を、やさしく受けとめて、
季節は、もう次の色を帯びています。
※ RosyPathミニカウンセリングでは、
対話を通して、
その方自身の中にある灯りを
静かに見つめる時間をご用意しています。
もし今、
心の奥に小さな揺らぎを感じていらしたら、
どうぞ、とびらを叩いてみてください。
🌱 LINEでのご登録はこちら
また、以下のお問い合わせフォームからもご連絡いただけます:
▶︎ お問い合わせフォームはこちら
LINEにご登録いただくと、
日程確定後のご案内やご質問への返信がスムーズです。
どんな小さなご質問にも丁寧にお応えいたします🌸
🌿 アロマテラピースクール 緑のとびら/雅子
レッスンやカウンセリングは全国どこからでもオンラインでご受講いただけます。
今この瞬間を大切に、心穏やかに──
植物の恵みとともに、幸せで豊かなRosy Pathを歩んでいきましょう。
🌷 公式サイト
-
🏡 ホームページ:https://midori-tobira.com
-
✉️ お問い合わせ:https://midori-tobira.com/enquiry/
🔗 SNS & メディア
-
Facebook(個人):籔雅子
-
Facebookページ:アロマテラピースクール・緑のとびら
-
Instagram:@aromalifecoaching
-
X(旧Twitter):@wrwNb0w1lVrTdfh
-
YouTube:緑のとびら・雅子
- note:RosyPath-植物と心の旅
