グレイ・パール 1945年作出 イギリス

このバラとは、2006年国際バラとガーデニングショウのバラ苗販売店の片隅で、枝が折れた状態で出会いました。

そのころ「グレイ・パールは弱いので、選ばないほうがいい」と聞いたばかりでしたが、気になって仕方がありません。

「私を育てて」と言っているようにも思えて、購入できるかお店の方に尋ねると、申し訳なさそうにお安くして分けてくださいました。

大切に抱えて持ち帰り、折れた枝をとって養生すると元気に育ち、毎年、何年も花をつけてくれています。

微妙な色合いの変化が美しい、とてもいとおしいバラです。

故・小林森治は、グレイ・パールに魅せられて青バラづくりにのめりこみ、30年以上かけて「青龍」を作出しました。